明日は遠足。


なかなか眠りにつけない幼い兄妹。


ふざけたお兄ちゃんが、口笛なんか吹くから・・・・



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夜にくちぶえふいたなら (旺文社創作童話)夜にくちぶえふいたなら (旺文社創作童話)
(1998/04)
長野 ヒデ子、高楼 方子 他

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私は「夜に口笛を吹くと、蛇が出る」と聞きいて育ちましたけど、

このお話の中では「夜に口笛を吹くと、どろぼうがくる」と言われています。


ストーリー展開がなかなか面白く、表情やしぐさから隠された秘密を探る楽しみのある一冊です。


お気に入り★★★★★



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おまじないつかい (おはなしパレード)おまじないつかい (おはなしパレード)
(2007/11)
なかがわ ちひろ

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ゆかいなお話し。

主人公の女の子のゆらちゃんは、ある時、おかあさんがおまじない使いだと知ります。

魔女じゃなくて、おまじない使いです。

気短な魔女と違って、おまじない使いは辛抱強く願わなければいけないのです。


こんなお母さんになりたい!!!(笑

と思えるくらい、自由奔放なお母さん。


(すでに近いものはあると思うが・・・。)


この本は、絵本と読み物の中間タイプな本です。


よく、女性向けと題したコーナーが本屋さんに設けられている事があるけど、
(個人的にはそのコーナーの命名が嫌い)
そこに見られる本に、形態としては近いものがあるかも。

絵本と違って、読み物を親子で共有するのって、なんだか難しそうだけど、
これならきっと親子で楽しめるんじゃないかな〜と、ちょっとわくわく。
おたよりで紹介してみようかな・・・?

本が苦手、という人にこそ読んでもらいたい一冊。



お気に入り★★★★★




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さんぽ王子さんぽ王子
(2002/11/01)
きたやま ようこ

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ちび王子のお誘いで、お妃さまも、王さまも、お姫様もさんぽにでかけます。

さんぽにでかけると、何かに出会える。


出会いの喜びと、外の世界の楽しみをちりばめた、
なんだかほっとして、明日にわくわくする絵本。


明日にわくわく、は一日の終りに読んだから?かもしれないけれど。


お気に入り★★★★★




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スイカのすい子スイカのすい子
(2006/06)
狩野 富貴子、奥原 弘美 他

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目からウロコの衝撃作品でした。

タイトルから、何か面白そうなにおいがする・・・とは感じていたんだけど、
表紙をめくってすぐに確信へと変わった。


お母さんが産んだのは、スイカ。


「生まれたらスイカだったの」


・・・・へ、へぇ〜・・・。


「おれのしんせきには、むかしメロンがいたらしいぜ」


・・・ま、マジで?!


「うちの妹だって、こどものくせにシュンギクが食べられるんだぜ。
ぜった草食動物の一種だよ。」


・・・や、あの、それは・・・それは違うと思うなぁ。



親となってもおかしくない大人になっているからこそ、
この本を読んで色々思う事もあった。


主人公(お兄ちゃん)は妹がスイカだってわかってから、
とまどいはしたものの、お世話に一生懸命です。

産まれて来た命がどのような姿でも、受け入れる強さ。

努力でもあり、愛情でもあり・・・。


ストーリーは、最後まで飽きさせない。

心によそ見する隙さえも与えない面白さです。

斬新で、鮮やかで・・・とにかくこれは子どもの反応が楽しみな一冊です。



お気に入り★★★★★





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西の魔女が死んだ西の魔女が死んだ
(1996/03)
梨木 香歩

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教科書でも紹介されている作品。

映画かもされているし、「面白かったよ」という子が多かったので読んでみた。


・・・・んー・・・、今の私は特別面白いとは思わないけれど、
これを面白い、感動する、心を揺さぶられるという気持ちはわかる。

小学高学年〜中学くらいであれば、すごくのめりこんで読んだであろう作品。

両親との距離のある関係、おばあちゃんの死、
「いじめ」られる立場にある自分、群れることに対する自我の芽生え・・・・、
そんな1人の少女の等身大の悩み・憂い(生きることへの不安)を、描き出している。


生き方を諭されるような、道しるべのような作品かもしれない。

今の自分には必要ないと言う観点で考えれば、そういう作品だから私は特別面白いとは感じないのかもしれない。



でも、この作者の他の著書、
そして彼女に師事したベティ・モーガン・ボーエンという児童文学者に興味がわいた。


あと、この作品で新美南吉児童文学賞を受賞しているけれど、
この賞の選出基準もどうなっているのか知りたい。


ちょっと調べてみようと思う。



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12歳たちの伝説 (風の文学館2)12歳たちの伝説 (風の文学館2)
(2000/06)
鈴木 びんこ、後藤 竜二 他

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たぶん、今の高学年の子達はこういう本を求めてると思う。

学級崩壊のクラスを、数人のクラスの子どもの視点から描いた児童書。


5年生の時にパニック学級と言われた5年1組。


6年生になり、担任がまた変わって、どうなっていくのか・・・。



担任を「信じられるか」という目で子ども達は見定めている。

それは現実でも同じだ。

子どもはいつだって本気でぶつかってくる。


遠巻きに、すこし離れたところからでも。

色んな顔を持ちながら、上手に顔を使い分ける子もいれば、そうでない子もいる。


それをなるべくキャッチして接するようにしている。


大人であっても、私もまだまだ人と接する事が苦手で、
信じられる人とそうでない人への態度を露骨に出てしまう事が多い。

話も上手じゃない。

それはすごくコンプレックスとしてある。


これを読んでると、こんな時からそんなに戦わなくちゃいけないのか・・・とドキリとする。

でも、自分も戦ってきたんだよなーとしみじみともする。


どうしたらいいんだろう、と目の前の子どもが悩んでいるからこそ手渡したくなる一冊だ。


・・・でも個人的に文体がちょっと苦手。



お気に入り★★★☆☆



子どもウケが非常にいい令丈さんの本。
最近は文庫で見かける機会の方が多い気もするけれど、こういうのもあります。

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六本そでのセーター (おはなしプレゼント)六本そでのセーター (おはなしプレゼント)
(2004/11)
さかた しげゆき、令丈 ヒロ子 他

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(児童書でこんな単調な色づかい+境界線なしの挿絵もめずらしいかも)

主人公の僕は、おばあちゃんからへんなプレゼントをもらう事が多い。

勝手に歌いだすマンドリン、急に歩き出すしっぽと足のついたおもちゃの家、
ライオンしか写らないかがみ・・・とか。

ママに言わせると、「おばあちゃんは魔女の血がながれている」らしい。


へんなプレゼントはこりごり!だから事前におばあちゃんには電話を入れておいた。

「今年の誕生日は、便利でもっと役立つものがいい!」


そして届いたのは赤と青と緑の、6本(3組)もそでのついたセーター。

・・・・赤にそでを通すとたちまち怪力に!?

青にそでを通したら・・・・?

緑にそでを通したら・・・・?


便利で役立つ?6本そでのセーターは、はたして本当に役にたつ?


お気に入り★★★★☆


画本なので、絵本カテゴリと迷うけど、
宮澤賢治=文学者と捉えて日本児童文学書カテゴリに分類します。

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雨ニモマケズ (画本宮澤賢治)雨ニモマケズ (画本宮澤賢治)
(1991/06)
宮沢 賢治

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これはいい!とすごく思った。

表記が手帳のままであり、()付ルビは現代かなづかいとしてある。

6年生の授業にもってこいな一冊。

とても忠実な本だと感心した。


そして、この小林敏也さんの画への誠実さと言うか・・・。

賢治の一生は急性肺炎との闘いでもあったことをまざまざと画で表す強さにびっくりした。

13ページの「丈夫ナカラダヲモチ」に対する挿画をぜひ見てほしい。


いろんなことに躓く今、この一冊は手元にほしいと思った。

寝る前に、必ず賢治のこの詩を読む人がいると聞いたことがあるが、
今ならその気持ちがわかる。


お気に入り★★★★★